2024.04.12

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申請のコツ

建設キャリアアップシステムの事業者登録と技能者登録を失敗しないためのポイント

現在、大手ゼネコンの現場を中心に利用が増加している建設キャリアップシステムですが、 仲間や同業他社の間で「電話窓口がないので質問が出来ない」や、「申請したが不備になり登録が先に進まない」、「登録が間に合わず、現場に入場が行えなかった」等の声を聴き不安を感じている方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はそんな不安を感じている技能者や事業者の方のために、事業者登録と技能者登録を失敗しないためのマル秘術を解説していきたいと思います。

◇このコラムを読んでもらいたい方

・建設キャリアアップシステム(CCUS)これから登録を考えている方

・建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録をミスなく行いたい方

◇このコラムでわかる事

・建設キャリアアップシステムへの登録を円滑に行う方法

なぜ?建設キャリアアップシステムの事業者登録と技能者登録で失敗してしまう人が出るのか?

多くの方がなぜ?自身と自社の情報登録を行う事で失敗してしまうのか?それは情報量が不足している事が原因だと思います。慣れないITシステムであるにも関わらず元請会社や上位会社から時間的制約のプレッシャーがある中で、基礎知識もなく建設キャリアアップシステムの申請手続きを行いミスをします。誰だって準備を怠ればミスをするのは当然です。そんなミスを最小限にするため本日は、余分な負荷なく滑らかに建設キャリアアップシステムの事業者登録と技能者登録が済ませる事が出来る耳より情報を短時間で共有していきます。

 

建設キャリアアップシステム 不備通知メール

CCUSサテライト説明会への参加

まずは、何と言っても、建設キャリアアップシステムの概要から登録申請、現場運用まで、要点をたったの2時間で解説してくれる「CCUSサテライト説明会」になります。CCUSサテライト説明会は登録申請編(1時間)と現場運用編(1時間)の二部構成になっているため、参加者さんの状況に合わせて受講頂くことが可能です。開催形式と開催周期はオンライン形式で1か月に2回開催されています。(*1)開催日が定められておりますので予めスケジュールの確認を行い調整が可能な方は是非参加を行い、建設キャリアアップシステムの登録申請、現場運用のポイントを学んで頂ければと思います。タイミングが合わない方のためにもCCUSサテライト説明会と同じ内容の説明動画をYouTubeで公開しております。(*2)またCCUSサテライト説明会では、非公開の最新情報等を発信しているので建設キャリアアップシステムの最新動向の把握にも役立ちます。

*1 開催回数に関しては変更がある可能性があるので建設キャリアアップシステムホームページにあるCCUSサテライト説明会の申込フォームをご確認ください。

*2 CUSサテライト説明会のYouTube動画では4つのカテゴリーを準備しております。YouTube場合、2倍速で視聴も出来るので時短に役立ちます。

入門編(約10分)

登録申請編(約18分)

現場運用編(約23分)

下請事業者向け現場運用編(約11分)

建設キャリアアップシステム運営協議会 第11回総会 議事次第 出典

CCUSチャンネルの有効活用

建設キャリアップシステム CCUSチャンネル 出典

続いては、建設キャリアアップシステムの具体的な操作方法や最新動向を配信している、建設業振興基金が運営するYouTubeチャンネル「CCUSチャンネル」はっきり言って、操作のことならマニュアルを閲覧するより動画で確認した方が早いです。手順に沿って、操作画面を表示しながら説明をしてくれているので、非常にわかりやすいです。YouTubeでの視聴なので、2倍速で視聴も出来るのでCCUSサテライト説明会同様、時短に役立ちます。この動画を視聴しても理解が行えなかったことに関して、マニュアルの確認や、建設キャリアアップシステムへのメールお問い合わせを行う事をおススメします。

YouTubeチャンネル「CCUSチャンネル」はこちら

建設キャリアアップシステムの電話問い合わせが可能なCCUS認定アドバイザー

CCUS 認定アドバイザーは、建設技能者と建設事業者のCCUS活用支援の充実を図るために、建設キャリアアップシステム(CCUS) に関する専門的知識を修得し、(一財)建設業振興基金により認定された者をいいます。2024年3月現在、全国に331名のCCUS 認定アドバイザーがおります。そのため登録申請から現場運用までアドバイスを求める事が可能ですので有効に利用しましょう。注意事項としては、CCUS認定アドバイザーは建設業界のため有志で対応をしてくれていますので、制限がある点ご注意ください。認定アドバイザーにご相談を行う際は下記の内容を把握した上で居住地の最寄りの認定アドバイザーへご相談してください。

・電話は、平日の午前10時~12時、午後1時~4時の間にお願いします。

・アドバイザーは、別の業務と併せて行っているため対応できない場合もあることをご了解願います。

・アドバイザーの経験により「登録関係」と「運用関係」双方のアドバイスが行えない場合もありますので予めご留意願います。

・1案件 15 分程度の対応が目安となります。

CCUS認定アドバイザー一覧はこちら

建設キャリアアップシステム CCUS認定アドバイザーカード

建設キャリアアップシステムの対面登録が可能なCCUS認定登録機関

建設キャリアップシステム ホームページ 登録認定機関 出典

CCUS認定登録機関とは、登録申請の専門スタッフが申請書類の受け取りや記入補助を行い、本人情報や資格等の真正性を確認し、対面で無料登録(*1)のできる窓口機関です。2024年1月現在、全国43都道府県、239箇所のCCUS認定登録機関が設置されています。建設キャリアアップシステムの登録申請手続きはインターネット申請になりますので、PC操作等が苦手で自身で登録申請は難しいと感じている方にはおススメな登録申請方法の1つになります。しかしCCUS認定登録機関には注意点も多いのでご確認のうえご利用を行ってください。*1 申請手続きは無料、建設キャリアアップシステムの登録料の負担が必要です。

認定登録機関利用時の注意事項

注意事項① 対応エリア

CCUS認定登録機関は原則、居住地の認定登録機関のみ利用を行い申請手続きが可能です。そのため他県の認定登録機関利用が行えませんので、事情があり居住地と異なる認定登録機関のご利用を検討する場合は対象の認定登録機関へお問合わせを行い、事前に確認を行って下さい。 ※岐阜、滋賀、和歌山、高知の4県はCCUS認定登録機関の設置がありません。

CCUS認定登録機関の一覧情報は下記に記載してあります。

注意事項② 営業時間

土日、祝祭日がお休み、受付時間はCCUS認定登録機関により異なりますが、9:00~16:00(12:00~13:00対応未実施)になっておりに平日の日中しか受付を行っていないので、仕事はお休みして頂き対応をして頂く必要が生じます。※受付時間はお伺い予定のCCUS認定登録機関に確認しましょう。

CCUS認定登録機関の一覧情報は下記に記載してあります。

注意事項③ 予約制

CCUS認定登録機関は原則、予約制になります。そのため仕事が急に空いた、早上がりが出来た、からと言って急に出向いても対応をしてもらえないのでご注意ください。訪問前に必ず電話で対応をして頂けるか?確認を行いましょう。

CCUS認定登録機関の一覧情報は下記に記載してあります。

注意事項④ 訪問回数

CCUS認定登録機関は対面なので便利ではありますが、段階を踏むため数度訪問する必要が生じます。1回目 訪問・必要資料に関するご説明(説明をもとに情報・資料の収集)2回目 CCUS認定登録機関にご提出(資料に不足がある場合、再訪問)※資料が一度で収集出来ない場合や忘れがあった場合は、現場を明けてCCUS認定登録機関に出向く必要が生じるので注意が必要です。何度も足を運ばない様にするため、情報・資料をしっかり把握した上で収集し、忘れが内容に認定登録機関に出向きましょう。

CCUS認定登録機関一覧はこちら

建設キャリアアップシステムの代行申請を行っているCCUS登録行政書士

CCUS登録行政書士は、CCUS事業者登録及びCCUS技能者登録申請の代行申請を行うに際し、CCUSが実施する「CCUS実務講習」を受講し、一定の知識を有する行政書士の呼称です。行政書士2024年4月現在、全国に1,014名の登録がありCCUSのホームページにおいて連絡先を公表しています。登録申請資料の収集、申請に時間を割けない技能者や事業者の代わりにCCUS登録行政書士が建設キャリアアップシステムへの登録申請を行います。現場が多忙で時間が割けない方やPC操作が苦手な方におススメな登録申請方法の1つになります。※建設キャリアアップシステムの登録料とは別途でCCUS登録行政書士へ依頼した場合代行報酬が発生します。CCUS登録行政書士への依頼を行う際は注意事項をご確認のうえご依頼を行ってください。

CCUS登録行政書士利用時の注意事項

注意事項① 登録申請実績

CCUSが実施する「CCUS実務講習」を受講しているとはいえ、申請実績が乏しいCCUS登録行政書士が存在するのも事実です。CCUSは申請手続き時の情報入力や添付資料に間違いがあると、CCUSの審査不備になり建設キャリアアップカードの取得が1か月以上先延ばしになります。現場入場に建設キャリアアップカードが必要な現場で取得が遅延するのは死活問題につながると思うので、しっかり依頼前に申請実績を確認しましょう。私個人的には、最低でも100件の実績は必要と考えます。

注意事項② 代行範囲と報酬等の確認

ついつい、自分が困っている事を出来る人がいると安心してしまい、確認すべきことが疎かになってしまう事があります。CCUS登録行政書士の代行報酬は行政書士により異なるため、依頼を行う前に必ず、代行業務の範囲、代行の報酬、カード取得までの期間等をしっかり確認しましょう。依頼後に食い違いが生じると凄くストレスが溜まると思うのでご注意ください。また民間代行事業者でも建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録・運用の代行をしてくれる業者もおりますので確認してみるのもイイかもしれません。

CCUS登録行政書士名簿はこちら

建設キャリアアップシステムの登録を支援するCCUSサポートマップ

CCUSサポートマップでは、CCUS認定アドバイザー、CCUS登録認定機関、CCUS登録行政書士を地図上から検索できる機能を完備しております。リストから最寄りのCCUS認定アドバイザー、CCUS登録認定機関、CCUS登録行政書士を探すのも手間がかかりますので技能者や事業者の方のニーズに合わせて有効活用して頂ければと思います。

CCUSサポートマップはこちら

建設キャリアップシステム ホームページ サービスマップ 出典

まとめ

今回、課題になっている建設キャリアアップシステムへの事業者登録と技能者登録を滑らかに行うための、情報をまとめてご共有させて頂きましたがいかがでしたか?これから建設キャリアアップシステムへ登録を行う事業者と技能者のお役に立てていると幸いです。まずは建設キャリアアップシステムの登録を済ませ、建設キャリアアップカードの取得を行って頂き、賃金と待遇を改善するためのスタートラインにたって頂ければと思います。建設業界で働く技能者さんの賃金と待遇が1日も早く他の産業より高い業界になる事を弊社も全力で支援していきます。

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建設キャリアアップシステム(CCUS)代行サービス

株式会社FIRSTでは建設キャリアアップシステムの導入・運用サポートを唯一専門で行わせて頂いております。建設業界の労働上限規制により「業務の質」の改善が求められていると思います。社長や技術者や技能者の大切な時間がお金を生まない業務に奪われていませんかは?お金を生み出す業務に集中して頂くために株式会社FIRSTが提供する、「建設キャリアアップシステムの導入・運用サポート」をご検討頂けると幸いです。

株式会社FIRSTの代行サービスについて知りたい方はこちら

https://first-corporation.co.jp/ccus-01/