技能者の賃金改善を行う『3本の矢』・建設キャリアアップシステム(CCUS)小規模事業者向けの環境整備

建設キャリアアップシステム(CCUS)の運営主体である建設業振興基金が打ち出した「3本の矢」は、中小規模案件を行う建設事業者にとってゲームチェンジャーです。これらのツールにより、どのような規模の現場でも、場所と環境を問わず、効率的にCCUSの利用を行い、就業履歴の蓄積ができるようになります。

全5機種のうち出荷台数が7割を占める、「BNR01」及び「Dragon BLE」に、ロギング機能（履歴蓄積・保存機能）を搭載。これにより電波の入らない現場や、PCの準備が難しい現場でも手軽に就業履歴の蓄積・管理が出来る環境整備が可能になります。これは特に土木の山間部や道路工事、小規模事業者にとって、有益な機能追加となります。

従来カードリーダーは約3万円程度の製品が主流であり、現場の環境整備を行うのに、環境整備費用の負担が大きかったが今回「PaSoRi」カードリーダーの価格設定により、約3,500円の価格でカードリーダーの購入が可能となった。これにより予算が厳しい案件でも元請事業者の負担を権限し環境整備を実現する事が可能に。そして現場で働く技能者がCCUSの恩恵を受けられる環境整備により一歩前進する事が可能となります。

電話窓口へ連絡しCCUSの就業履歴を蓄積する入退場管理システム「キャリアリンク」を利用するここで、IT弱者等でも簡単に就業履歴の蓄積が出来る事が可能になりました。また建設業振興基金では、CCUSの普及促進を行うため『CCUSかんたんスタートキャンペーン』と題し当該サービスの安価提供も支援しています。この支援により、特に遠隔地での作業や小規模プロジェクトにおいて、大きな利点をもたらします。

建設キャリアアップシステム（CCUS）の「3本の矢」は、特に中小元請事業者にとって、CCUS導入・利用のハードルをさげる事が可能です。これらのツールを有効に活用することで、技能者の就業履歴蓄積環境の整備が実現し、公平に評価できる環境の構築できるようになります。業界全体としても、技能者が正確なスキルと経験の記録することより、技能者の賃金・待遇が改善することで、人材の確保が適切に行え、品質の向上が期待できます。これは、建設業界の未来を照らす、重要な取り組みと言えると思います。

本日は『技能者の賃金改善を行う『3本の矢』・建設キャリアアップシステム(CCUS)小規模事業者向けの環境整備』についてお話させて頂きました。最後までご一読頂きありがとうございました。株式会社FIRSTは最新の情報やトピックを中心に、建設事業者さま、建設技能者さまのためのお役立ち情報を定期的にお届けしています。「建設キャリアアップシステムへのお問合わせ」や「建設キャリアアップシステムへの申請」等々建設キャリアアップシステムの導入・運用についてのお悩みや課題がある場合は、電話またはLINE、問合せフォームからご相談ください。