2024.02.13
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千葉県の全工事で建設キャリアアップシステム活用スタート!
千葉県が発表した建設キャリアアップシステム(CCUS)活用工事の試行がスタート。北海道や埼玉県等、都道府県の発注工事でCCUS活用が活発化している。この動きは建設業界の労働環境の改善に向けた重要な一歩になりそうです。このコラムでは、千葉県におけるCCUSの試行内容と企業評価基準について見ていきます。
試行の概要
千葉県では、公共工事に従事する技能者が能力や経験に応じた適正な処遇を受けることが出来、技能者の育成及び確保が行える労働環境の整備を行うために千葉県が発注を行う全ての工事を対象に建設キャリアアップシステム(CCUS)活用の試行が行われる事になりました。
企業評価の新たな基準
企業の評価基準は、請負金額 500 万円以上の工事を対象に、元請事業者のCCUS登録、技能者の登録、カードリーダータッチ率30%以上の達成が評価の目標基準とされています。これらの基準を達成することで、カードリーダー等の費用の補助や工事成績評定における加点評価を受ける事が出来ます。
千葉県 建設キャリアアップシステム活用工事の試行について 出典
結び
千葉県の建設キャリアアップシステム(CCUS)活用の試行は、まだまだCCUSの確信となる運用まで踏み込んだものではありませんが、この取組の先には建設業界における労働環境の改善と技能者評価の環境整備に繋げることが出来る重要な試みです。今後も着実にCCUS活用案件が他の都道府県でも行われることで、建設業界の明るい未来の土台が整備されていくでしょう。北海道や埼玉県、そして千葉県等の動向に刺激を受け他の都道府県でもCCUSの活用が活発化する事を期待しています。
本日は『千葉県の全工事で建設キャリアアップシステム活用スタート!』についてお話させて頂きました。最後までご一読頂きありがとうございました。株式会社FIRSTは最新の情報やトピックを中心に、建設事業者さま、建設技能者さまのためのお役立ち情報を定期的にお届けしています。建設キャリアアップシステムの導入・運用についてのお悩みや課題がある場合は、電話またはLINE、問合せフォームからご相談ください。