2023.10.03

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新たなステップ!CCUSにおける安全書類新機能により生産性の大幅向上へ

建設業界のデジタル変革が進む中、建設キャリアアップシステム(CCUS)の安全書類作成機能が大きく進化しました。国土交通省と建設業振興基金は、利用者の使い勝手を向上させるため、システムの一部を改修し、より多くの項目を入力できるようになりました。

従来の課題と新機能の導入

従来、CCUSの安全書類入力機能は限定的で、全ての項目を入力することができなかったため、利用者は一度出力した書類に手動で追記する手間が発生していました。そのため作業が中途半端になることから当機能を利用している事業者はほぼいなかったのではないかと思います。。しかし、今回の改修により、無料で施工体制台帳、施工体系図、下請負業者編成表、再下請負通知書、作業員名簿など、全建統一様式(改定5版)に準拠した安全書類の全項目を入力し、エクセルデータとして出力することが可能となりました。これは助かる。

⇧一部ダウンロード帳票抜粋表示

詳細項目の追加とその利点

特に注目すべきは、契約情報や施工体制情報に関する詳細な項目も入力できるようになった点です。これにより、元請けや下請けの営業所の住所、発注者の監督員名、契約工期、技術者の名前や経験年数などの情報を簡単に入力できるようになりました。安全書類の一部電子化がこれにより可能ですね。

CCUSの現状と今後の展望

CCUSは、8月末現在で、登録技能者が約126万人、登録事業者が約23万社と、その利用が広がっています。しかし、地方や中小企業への浸透や技能者の就業履歴の蓄積促進など、まだ解決すべき課題も多いです。国交省と基金は、これらの課題を解決するため、CCUSの使い勝手を向上させる取り組みを続けていますので注視して動向を見ていきましょう。

結び

このような取り組みを通じて、建設業界のデジタル化がさらに進むことでノンコア業務から解放され、コア業務に集中し業界の生産性が向上することで賃金待遇が改善し次世代の担い手が入職してくれる建設業界になることを期待しています。

 

本日は『新たなステップ!CCUSにおける安全書類新機能により生産性の大幅向上へ』についてお話させて頂きました。
最後までご一読頂きありがとうございました。

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