2023.10.12

協力会社向け

多能工の輝き:建設業界の新たな風

建設現場の背後には、無数の技能者たちの手が動いています。その中でも、特に近年注目されているのが「多能工」です。一人で複数の作業をこなす彼らは、人手不足の建設業を救うまるで建設業界のスーパーヒーローのよう。この記事では、そんな多能工たちの能力をどう評価するか?そして彼らが業界にもたらす新しい風について探っていきます。

能力評価の新たな風

国土交通省が本格的に動き出しました。業界ではひと昔まえは多能工=雑工(言ってはいけない言葉ですが…。)といわれ、多岐の業種にわたって業務が行えるが、技能レベルはそこそこという認識が行われていたため能力評価基準が整備されるのも最後ほうだなぁと感じていいましたが、今回、国土交通省が多能工のキャリアアップシステム(CCUS)の能力評価についての検討を始めるなんて、なんだかワクワクしますね。2023年度には公共土木工事の実態調査を行い、その結果をもとに24年度以降の評価ルールを策定する予定だそうです。

多能工とは?

多能工って、一体どんな技能者なのでしょうか。彼らは、連続した複数の作業や工程を一人でこなすことができるんです。CCUSでは、彼らを「一つの職種で高い技能を持ちつつ、他の職種でも一定の業務を行える者」としてイメージしているそうです。

効率の源泉

多能工のすごさを数字で示すと、工期が約20%短縮できるそうです。想像してみてください。専門工がそれぞれの工程を行う場合と比べ、多能工が全工程を担当することで、どれだけスムーズに作業が進むか。それはまさに効率の化身ですね。

評価基準の模索

でも、実はCCUSには多能工という職種分類がまだないんです。だからこそ、彼らの実力を正しく評価するための基準が必要なんですよね。アンケート調査を通じて、多能工の実態や評価のルールについての意見を収集する予定だそうです。

調査の焦点

公共土木工事を中心に、地場ゼネコンや一般土工の実態をしっかりと把握するための調査が行われます。9つの都道府県建設業協会を対象に、どんな職種の組み合わせや頻度で作業が行われているのかを調査するんです。

将来への期待

少子高齢化の中、多能工のように複数の職種を一人でこなせる人材は、まさに今の業界に必要な存在です。彼らの育成・活用を促進するためには、技能者たちが自らのスキルアップにモチベーションを感じられる環境が必要ですね。

結び

多能工たちの存在は、建設業界に新しい風をもたらしています。彼らの能力を正しく評価し、さらなる活躍の場を提供することで、もっと業界が活気づくことを期待しています。

本日は『多能工の輝き:建設業界の新たな風』についてお話させて頂きました。
最後までご一読頂きありがとうございました。

株式会社FIRSTは最新の情報やトピックを中心に、建設事業者さま、建設技能者さまのための
お役立ち情報を定期的にお届けしています。

建設キャリアアップシステムの導入・運用についてのお悩みや課題がある場合は、
電話またはLINE、問合せフォームからご相談ください。

株式会社FIRST一同

  • tel:0487318881
  • LINE
  • お問合せ
ページTOPへ戻る