2024.10.09
元請会社向け
現場登録・運用のコツ
運用実績
お得な情報
建設キャリアアップシステム(CCUS)のカードリーダー選定と準備
TOPPAN|建設キャリアアップシステム対応リーダー・ライター(BNR01)商品カタログ引用
建設キャリアアップシステムは令和6年4月11日現在、46の都道府県、20の指定都市で導入が表明され、公共工事でCCUS活用が進んでいます。CCUS活用モデル工事では、工事成績表評定での加点や総合評価における加点、入札参加資格での加点、カードリーダー等費用補助等の取組が行われています。それにより中堅・中小企業の元請会社でも建設キャリアアップシステムの現場運用が求められる機会が増加したことで、元請会社ではどのように建設キャリアアップシステムの運用を行えばいいのかわからない?就業履歴を蓄積する設備は何を選定すればいいのかわからない?という声が多く聞こえる様になってきました。そこで本日は現場で利用する就業履歴の蓄積をカードリーダー等についてご案内をしていきたいと思います。
◇このコラムを読んでもらいたい方
CCUSカードリーダーの選定で悩んでいる元請現場担当者さま
負担なく効率的にCCUSの就業履歴を行いたい元請現場担当者さま
◇このコラムでわかる事
カードリーダー等の種類と性能・特徴
カードリーダーを1台無料で手に入れる方法
カードリーダーを利用しなくてもCCUS就業履歴を登録する方法
「スマホをワンタッチでCCUSの就業履歴の登録を行いたい」という方については、
CCUS就業履歴アプリ・1-Touch(ワンタッチ)をおススメしています。
現場で準備が必要な就業履歴蓄積設備
建設キャリアアップシステムの就業履歴(入退場記録)を蓄積するために、現場にカードリーダー等の記録設備を準備する必要があります。記録設備はカードリーダーはじめ、顔認証、QRコード読込み、電話架電、GPS認証等々多くの種類が準備されています。多種多様なサービスがあるため選定に迷いますよね?CCUSは今後、建設業界で仕事をしていくうえで必ず利用が必要になるシステムとなるため、直感的に選択するのではなく、サービスの利便性、現場監督や協力会社の負担、施工管理の負担軽減、データの有効活用、サービス利用料金、サービスの拡張性をしっかり把握したうえで、現場・本社でよく協議を行い選定する必要があります。それでは早速、どのような記録設備・サービスがあるのか見ていきましょう。
スマホで超カンタン・CCUS就業履歴アプリ・1-Touch(ワンタッチ)
一番、最初にご案内をするのは、CCUS就業履歴アプリ・1-Touch(ワンタッチ)です。「1-Touch(ワンタッチ)」は、建設キャリアアップシステムにおける就業履歴の登録・管理をスマートフォン1台で完結させることができる、画期的なアプリケーションです。導入費用が不要でかつカンタンな操作性から、多くの現場で注目を集めています。
1-Touch(ワンタッチ)の主な特徴とメリット
・スマホをワンタッチで就業履歴の登録が可能
・登録状況がリアルタイムで可視化
・初期導入費用無料
建設キャリアアップシステムが標準で準備しているカードリーダーと性能比較
まずは、建設キャリアアップシステムが標準で提供しているカードリーダー「建レコ」シリーズです。建設キャリアアップシステムではカードリーダー5つの種類がラインナップされています。価格帯は約5,000円~約40,000円(2024.10月調べ)になっており機能により価格帯に幅があります。性能や機能については文書で説明すると長くなってしまうので下記の性能比較表をご覧ください。※こちらはあくまでも私が個人的に調査した結果をまとめた個人的意見になりますのでご注意ください。
まずカードリーダーの選定を行う上で最初に注意をしなくてはいけないのが対応OS(オペレーションシステム)になります。自社で利用しているOSが「Windows」または「iOS」のどちらになるのか確認する必要があります。2番目に確認が必要な事として、「Wi-Fi機能」と「記録機能(ログイング機能)」の有無です。建設キャリアアップシステムが準備しているカードリーダーは通信機能がついていませんので別でPC等の通信機能がついているデバイスを元請会社にて準備する必要があります。また現場によっては山間部等で電波が入らない現場や道路工事等でPC等のデバイスの設置が難しい現場では「記録機能(ログイング機能)」の確認が必要不可欠になります。※ログイン機能について事項で詳しく説明します。3つ目は「電源」になります。電源はコンセント形状のものやUSB形状(バスパワー)等がありますのでカードリーダーがどの電源をもとに動くのか確認を行う必要があります。2つめの確認事項に類似しますが現場によっては電源の準備が難しい環境もあるので忘れずにチェックを行いましょう。特に土木工事を主に行う方は注意が必要です。3つの注意事項を留意しつつ、自社で施工する現場環境に対応が行える機種を確認し選定を行います。また注意事項等に気をとられすぎカードリーダーの値段について見落がない様にしてください。建設キャリアアップシステムが標準提供しているカードリーダーはすべて買い切りになるため、同時平行で稼働する現場の数だけカードリーダーの準備が必要になりますがカードリーダーの購入は一気に行うのではなく、現場の状況に合わせて必要なタイミングで必要な分だけ購入する事をおススメ致します。理由としてはカードリーダーのバージョンアップ等々が生じる事があるからです。
CCUSカードリーダーのロギング機能とは?
前項で、確認事項の1つにあった記録機能・ロギング機能についてカンタンに説明を行います。ロギング機能とはカードリーダー本体に就業履歴を一時的に蓄積させることが出来る機能です。ロギング機能を用いる事で、通信環境や電源の準備が難しい現場でも就業履歴の蓄積が可能になります。性能としてはログイン機能を用いてカードリーダーの就業履歴の蓄積が行える上限値は2,730件になります。上限値に達するまでは通信環境の整備されたOS(パソコンやiPad等)に接続する必要がありません。ロギング機能付きのカードリーダーは内蔵バッテリーまたは乾電池で電源供給が可能であるため、パソコンやiPad等のOSを準備しなくても就業履歴の蓄積が可能です。(★1)
★1 建設キャリアアップシステムへ就業履歴のデータ送信を行う場合は通信環境が整備されたOS(パソコンやiPad等)と接続しデータ送信を行う必要があります。
建設業振興基金|カードリーダーのみで就業履歴を蓄積できる“ロギング機能”の対象カードリーダーを追加しました より出典
CCUSカードリーダーの購入場所
CCUSカードリーダーの購入については建レコサイトでも販売をしていないため、どこで買うの?困る方もいらっしゃいましたので念のためご案内させて頂きます。このような時代なのでAmazon等の通販サイトで安価なものを比較し購入するのがイイと思いますが、保証等が心配な場合は会社でPCやITシステムの買い付けを行っている商社等お付き合いがある会社から購入を行うがいいと思います。商社から購入する場合はまとめ買いを行う事でのディスカウントが行えるか?購入後のサポートをしてくれるか?がポイントになると思います。
カードリーダー等の購入・備品準備いらずで「CCUSの就業履歴の登録を行いたい」という方については、
CCUS就業履歴アプリ・1-Touch(ワンタッチ)をおススメしています。
iPhoneをCCUSカードリーダーとして使用する
ここで1つお得な情報を1つご案内。建設キャリアアップシステムが提供している「建レコ」は、iPhoneにインストールさせることで、iPhoneを建設キャリアアップシステムのカードリーダーとして利用する事が可能です。(2024年1月29日から提供開始)つまり、iPhoneを利用する事でカードリーダーとPC等のデバイスの準備が不要になりなるため、会社で連絡用にiPhoneを支給・貸与をしている場合は現場での環境整備費用を削減する事が可能です。難点は、盗難等の観点からiPhoneを詰め所等に放置できない、iPhoneの保有者の時間が拘束されてしまう、iPhoneがよごれたり、傷がついてしまう可能性が生じます。またiOSのみの対応でandroid対応がなくデバイスが制限されるため利便性が高いとは言いづらいのが現状です。
▽注意事項
iPhoneをカードリーダーとして利用する場合は、建設キャリアアップシステムが指定する、 対象環境に合致する必要がありますので、下記に記載の対象環境をご確認ください。 対象環境が合致していない場合、不具合が生じる可能性があるので注意しましょう。
OSのバージョン | iOS16以上のiPhone ※建レコ対応のiOSに準じる
アプリのバージョン | 建レコver 1.2.10 以上 ※AppStoreからインストールしてください
CCUSカードリーダーを無償で手に入れる方法(キャンペーン期間中)
建設キャリアアップシステムでは、CCUS事業者登録を済ませ、はじめて現場運用を行う元請会社を対象にCCUSカードリーダーのモニターキャンペーンを実施しております。こちらのキャンペーンを利用することで、2,000社限定で最高級グレードのカードリーダーx1台(★2)を無償で手に入れる事が出来ます。
★2 パソコン活用型 (Windows のみ対応) → 700 台、 iPhone/iPad 活用・ロギング機能活用型 → 1,300 台を準備
モニターへの参加条件は「事業者ID」と登録した「現場ID」を取得する事、カンタンな「アンケート協力」です。申し込みに必要な情報は「会社名」、「部署名」等企業情報7つと参加条件の情報になります。こちらに対応するだけで、約4万円近いカードリーダーが1台無償で貸与されキャンペーン終了後、譲渡されるのは非常にありがたいうえに、まだ建設キャリアアップシステムの運用を開始したばかりの元請会社としては、無駄な支出にならないか心配なところお試しでカードリーダーも手に入るので安心ですよね。
CCUS カードリーダーのモニター応募申請フォーム
建設業振興基金|CCUSカードリーダーモニターの募集について(概要)より出典
カードリーダー購入後の忘れてはいけない対応
利用をはじめたばかりの元請会社の現場担当者からよくカードリーダーを接続しても検知が行われずカードリーダーの利用が行えず困っているというお問い合わせを頂きます。購入後の対応でついつい忘れがちでPC等にCCUSカードリーダーを接続すれば利用が行えると誤認している方も多いです。建設キャリアアップシステムが標準で提供しているカードリーダーは利用するためドライバー(正しく動かすためのプログラム)インストールが必要になります。ドライバーをインストールしない状況で利用を使用とするとPC等がカードリーダーの読込み等が行えずカードリーダーの利用が行えない場合があるのでカードリーダーの利用前に必ず確認を行いましょう。ドライバーのインストールはCCUSカードリーダーの機種別簡易接続マニュアルよりご確認ください。
カードリーダー機種別簡易接続マニュアルはこちら
建レコアプリのインストール
CCUSカードリーダーの解説でしたがその延長線上のため、念の為ご案内すると、CCUSカードリダーを利用するためには予めPC等のデバイスに建設キャリアアップシステム就業履歴蓄積アプリ「建レコ」のインストールが必要です。アプリをインストール後、CCUSカードリーダーと接続して利用を行うことでCCUSの就業履歴の記録・蓄積が可能です。「建レコ」なしには現場での就業履歴蓄積は行えませんので注意しましょう。
建設キャリアアップシステム就業履歴蓄積アプリ「建レコ」インストールサイトはこちら
建設業振興基金|建設キャリアアップシステム就業履歴蓄積アプリ「建レコ」インストール画面引用
カードリーダーの準備をオールインワンで解決する建レコキット
建設キャリアアップシステムが標準提供しているカードリーダーを利用すると、カードリーダーの購入やインターネット環境、PC等のデバイスを別々に準備する必要があり手間とコストがかかるのが現状です。そこで建設キャリアアップシステムではCCUSオールインワンカードリーダー「建レコキット」を準備しています。こちらのカードリーダーはカードリーダー本体にWi-Fiが内蔵され、建設キャリアアップシステム就業履歴蓄積アプリ「建レコ」もインストール済みなので100Vの電源のみ準備すればOKです。屋内用と屋外用のカードリーダーが準備されています。屋外用は防塵防水仕様で単管パイプにも取り付けが行えるようクランプが設置されていることからリーダーの設置はもちろん、盗難対策も安心です。難点は、当カードリーダーはリースのみになるため約1万円/月/台(★3)の費用が発生致します。買い切りのカードリーダーにくらべランニングコストがかかるので現場の予算や環境に応じて選定をして頂ければと思います。
★3 リース費用についてはレンタル会社さまへお問い合わせ下さい。記載の金額は弊社にて独自で調査を行った時の単価であるため異なる場合があります。予めご了承ください。
費用負担なく、「CCUSの就業履歴の登録を行いたい」という方については、
CCUS就業履歴アプリ・1-Touch(ワンタッチ)をおススメしています。
キッズウイ|CCUSオールインワンカードリーダー「建レコキット」引用
顔認証等による就業履歴蓄積設備
ここまで、建設キャリアアップシステムが標準で提供しているCCUSカードリーダー等の就業履歴蓄積設備をご案内してきました。当コラムの冒頭で顔認証、QRコード読込み、電話架電、GPS認証等々の就業履歴設備についてもご案内しましたがこちらは建設キャリアアップシステム認定連携(データ連携)をしている民間事業者が提供している就業履歴蓄積設備になります。建設キャリアアップシステム認定連携システムの16社の一覧は下記通りになります。(2024年2月時点)
認定連携システムを利用する場合は「建設キャリアアップシステム」+「CCUS認定連携システム」の2つのシステムを利用(★4)する必要があります。CCUS認定連携システムは建設現場の効率化を図るためのITシステムが主になるため「建設キャリアアップシステム」+「CCUS認定連携システム」を併用することで、業務の効率化が行えるのは間違いありません。がシステムによっては元請会社だけでなく協力会社も一緒に運用を行わなくては利用が行えないシステムもあるので導入ハードルが高いものも一定存在しますので、「CCUS認定連携システム」を検討される場合はしっかり自社が抱える課題解決が行えるサービスか?自社が導入した場合のメリットは?サービス内容・特徴を理解したうえで各サービスを比較・検討を行った上で選定を行って頂ければと思います。
★4 CCUS認定連携システムには「建設キャリアアップシステム」を経由して利用するシステムや「CCUS認定連携システム」経由でCCUSへデータを連携するシステム等サービスにより利用形態が大きく異なるため、各サービスの特徴をしっかりご確認ください。
CCUS認定連携システムシステム一覧(最新)はこちら
いざ、就業履歴の蓄積開始
カードリーダー等の就業履歴蓄積設備の選定と購入等が行え、建設キャリアアップシステム就業履歴蓄積アプリ「建レコ」のインストールが行えたら、いざ現場で環境整備を行い、現場へ技能者の迎えいれになります。今回はカードリーダーの選定を主にお話してきましたので建設キャリアアップシステムの現場運用手順を詳しく知りたい方は「はじめての建設キャリアアップシステム(CCUS)の現場登録と運用」のコラムをご確認頂ければと思います。
はじめての建設キャリアアップシステム(CCUS)の現場登録と運用はこちら
まとめ
建設キャリアアップシステムの現場運用において、カードリーダーや各種設備の選定は「どれを導入するか」で現場の手間やコスト、さらには技能者の就業履歴の正確性まで大きく左右します。今回ご紹介したように、標準のカードリーダーからスマホアプリ「1-Touch(ワンタッチ)」、さらには認定連携システムまで、選択肢は多様です。それぞれの特徴を理解し、自社の施工環境・現場規模・予算に合わせて最適な方法を選ぶことが、スムーズな運用と将来的な業務効率化につながります。まずは小さく始めて試行しながら、現場の声を反映して最適化していくことが何より重要です。これからCCUSの本格運用を進めていく元請会社さまは、本コラムを参考に自社に合った就業履歴蓄積方法を検討してみてください。
1-Touch(ワンタッチ)でCCUS運用をもっとラクに
株式会社FIRSTではCCUS就業履歴登録アプリ 1‑Touch(ワンタッチ)提供しております。1-Touch(ワンタッチ)を利用することで、CCUSの現場運用の手間やコストを大幅に削減できます
・スマホでワンタッチ登録
カードリーダーなどの設備や管理が不要で、スマホ1台で簡単に就業履歴を登録可能
・リアルタイムに可視化
管理者は登録状況をダッシュボードで即確認でき、報告書も自動生成されます
・無料でスタート可能
初期費用不要で、導入しやすく、小規模事業者でも手軽に使えます
CCUS認定のAPI連携システム
制度的にも安心して使え、NETIS(国土交通省推奨技術)にも登録。公共工事の入札での加点にもつながります。
必要最低限のコストで、スマホによる簡単な運用、そして制度にも信頼される機能を兼ね備えた 1-Touch(ワンタッチ) は、CCUS導入の現場担当者さまにとって非常に実用的な選択肢となります。気になる方はぜひデモや詳細ページもチェックしてみてください。
