2025.10.28
協力会社向け
建設キャリアアップシステム(CCUS)能力評価へ新たな職種分類【石材施工】が認定!!
建設キャリアアップシステム(CCUS)能力評価へ新たな職種分類【石材施工】が認定!!
46分野目の能力評価分野として新たに【石材施工】分野が建設キャリアアップシステム(CCUS)の「能力評価制度」に追加されました。これにより、石材施工技能者も正式にCCUSレベル判定(レベル1~4)の対象となり、技能と経験を「見える化」できるようになります。【石材施工】が全国共通の基準で評価されることにより、能力評価を受けることができる分野がまた1分野増え、技能者が適正に評価される時代へと一歩前進みました。
○このコラムを読んでもらいたい方
・石材施工に従事する技能者
・専門工事事業者の事業主の方
・能力評価に興味のある事業者・技能者の方
○このコラムでわかる事
・石材施工の能力評価基準と能力評価申請先
・建設キャリアアップシステム(CCUS)能力評価基準の利用状況
・能力評価制度が利用させていない原因
石材施工としてすぐにレベルアップを行いたい方は
下記よりご相談ください。
石材施工技能者とは?
「石材施工技能者」とは、建築物や土木構造物において石材を加工・組み立て・仕上げる専門工事職。寺社仏閣の石段やモニュメント、外壁、床仕上げなど、加工・張り・積みといった複数の技能を総合的に備えた職人であり、その品質が建築全体の仕上げの印象を大きく変える重要な技能職になります。
石材施工技能者の能力評価基準
全国建築石材工業会が実施団体として定める評価基準は、経験年数・保有資格・就業日数などをもとに、次の4段階で構成されています
▼レベル1(初級技能者)
- CCUSに技能者登録済みで、まだレベル2以上の判定を受けていない者。
- 現場での基本的な作業を担う。
▼レベル2(中堅技能者)
- 就業日数:3年(645日)以上
- 保有資格:
◇2級石材加工作業技能士/◇2級石張り作業技能士/◇2級石積み作業技能士/◇随時2級石材加工作業技能士/◇随時2級石張り作業技能士
●玉掛け(1t以上)技能講習/●自由研削といし特別教育
▼レベル3(熟練技能者)
- 就業日数:7年(1505日)以上
- 職長経験:職長・班長として3年以上(645日)経験
- 保有資格:
◇1級石材加工作業技能士/◇1級石張り作業技能士/◇1級石積み作業技能士/◇青年優秀施工者不動産・建設経済局長顕彰(ジュニアマスター)
- 職長・安全衛生責任者教育修了/●レベル2の基準の「保有資格」を満たすこと
▼レベル4(指導的技能者)
- 就業日数:10年(2150日)以上
- 職長経験:職長・班長として5年以上(1075日)経験
- 保有資格:
◇登録石材施工基幹技能者/◇建設マスター(優秀施工者国土交通大臣顕彰)
●レベル2、レベル3の基準の「保有資格」を満たすこと
国土交通省|【CCUSポータル】 能力評価制度についてより出典
能力評価の申請先
全国建築石材工業会が評価基準の策定および審査を担当しています。審査の申請手続き方法については、2025年10月27日現在、公表されていません。能力評価申請ができると公表しつつも、申請先がわからないため、早期に公表をしてほしいですね。
詳しくは下記サイトをご確認ください。
国土交通省【CCUSポータル】 能力評価分野及び申し込み先はこちら
全国建築石材工業会|HPより
能力評価制度利用者の現状
最新の資料によると、建設キャリアアップシステム(CCUS)の「能力評価制度」において、2025年5月31日時点での判定件数は以下の通りです。
| 技能レベル | 能力評価判定人数 | 率 |
| レベル4 | 59,0012人 | 3.6% |
| レベル3 | 30,562人 | 1.8% |
| レベル2 | 31,815人 | 1.9% |
| レベル1 | 1,540,375人 | 92.7% |
このように、建設キャリアアップシステムの技能者登録者数は一定の規模には達していますが、能力評価の「レベル判定」を実際に申請・判定を受けた技能者はCCUS登録技能者登録数(約154万人)に対して12.1万人・約7.3%、登録者の10人に1人以下の方しか能力評価判定を受けておらず、最も重要な能力評価制度の活用が行われていないことが読み取れます。
能力評価制度が利用させていない原因
では、なぜ?ここはで能力評価制度の利用がすくないのか?CCUS登録技能者が能力評価制度や仕組みについて認知・理解していない。申請手続きが煩雑であることが主な原因です。原因の一部を列挙します。
・レベルアップが行えることを認識していない
・CCUS技能者登録をすると自動でレベルアップ評価がされると認識している。
・レベルアップが行えない職種があることを知っていたか?
・簡略型では能力評価申請ができないことを知らなかった。
・経歴証明書の作成に事業主の協力を得られない
上記のようなことが現実におきているのは、ゼネコンや上位会社が登録を行う事業者へしっかり説明を行っていないことも問題ですが、ゼネコンや上位会社に登録を指示され、システムの内容を確認せず、盲目的にシステムの登録・導入を行っていることが原因だと思います。自社に関わることなので、しっかりシステムの内容を理解し、導入時のメリット・デメリットを把握するべきだと思います。また残念なことに事業主の方の一部では面倒だからと雇用している技能者の能力評価申請に必要な経歴証明書の作成に協力をしない方もいるそうです。建設キャリアアップシステムは今後業界の制度インフラとなり、能力評価基準が自社の施工能力見えるかにも十二分に寄与することから、事業主の方が率先して雇用している技能者の能力評価申請手続きを行い、自社にレベルの高い技能者が所属していることを大々的にアピールしていって頂きたいと思います。建設キャリアアップシステムに関する情報をしりたいという事業者の方は下記のサイトをご確認ください。
建設キャリアアップシステムとははこちら
→建設キャリアアップシステムの概要を解説
建設キャリアアップシステムまるわかりガイドはこちら
→建設キャリアアップシステムの全貌を徹底解説
CCUSコラムはこちら
→建設キャリアアップシステムの最新情報や操作のマル秘テクニックを発信
上記以外にも建設キャリアアップシステムへの事業者・技能者登録同様に能力評価申請手続きが煩雑すぎ、業務の合間に時間が割けないという事業者さま、技能者さまも多数いらっしゃいます。
能力評価申請手続きは建設キャリアアップシステムの管轄ではなく、職種別に異なる能力評価実施団体が管理を行っています。そのため一般共通の申請手続きの手引きはありますが、申請先の団体ごとに申請手続きの手引きが準備されている団体と準備していない団体があるため団体によっては申請手続き方法の調査からになるため手間がかかるので時間に余裕をもって申請手続きを行う必要があります。
能力評価申請手続きを円滑に行いたい場合は
代行サービスがおススメです。詳細はこちら
能力評価(レベルアップ)の可能性
石材施工技能者はじめとする46職種にとって、CCUSのレベルアップは単なる資格取得ではありません。それは「自分の経験と技術が公的に認められる証」であり、将来的な賃金評価・現場配置・表彰・入札加点にもつながる重要なキャリアでありポートフォリオです。また、これから建設業界に入職する就業者の道しるべとなるキャリアパスを示してくれます。努力のロスをなくし、最短ルートを最小の力で合理的に実現可能です。これを機にご自身の技能レベルを見直し、もてる技能・知識・経験を能力評価申請し今あるべき姿を建設キャリアアップシステムに保証してもらいましょう。
まとめ
建設キャリアアップシステムに【石材施工】が正式認定されたことは、長年業界を支えてきた石工たちの努力が、ようやく制度として評価される大きな一歩です。技術の継承と地位向上を両立させるためにも、早期のレベル申請・登録を進めましょう。

