2025.03.26
元請会社向け
現場登録・運用のコツ
お得な情報
建設キャリアップシステムについての経審(経営事項審査)
今回は、元請会社の建設キャリアアップシステム利用時の最大のインセティブである経審の加点要件と解釈、経審の加点を得るためのマル秘情報と耳寄りな情報についてご説明していきたいと思います。
▽このコラムを読んでもらいたい方
CCUSの利用を行い経審の加点を得ようと考えている元請会社
年間の公共工事施工件数が少ない元請会社
▽このコラムでわかる事
経審の加点要件
経審の加点を得るためのマル秘情報と耳寄りな情報
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経営事項審査の主な改正内容
令和5年1月1日の経審の改正に伴い、新たに「建設工事の担い手の育成及び確保に関する取組の状況」として評価することとなりました。「建設工事に従事する者の就業履歴を蓄積するため に必要な措置の実施状況」は令和5年8月14日以降の審査基準日以降の申請から建設キャリアアップシステムの活用状況に応じ加点の対象となりました。
国土交通省|経営事項審査の主な改正事項(令和4年8月15日公布)より出典
経審の加点時の評点
経審の加点の評点は、審査対象工事のうち、すべての公共工事にて該当措置を実施した場合【 10点 】、審査対象工事のうち、すべての民間工事を含むすべての建設工事で該当措置を実施した場合【 15点 】の加点を得ることが可能です。
審査対象外の現場
「すべて?」と聞くと、どの規模の工事や修繕までが対象なの?と疑問が生じますよね。対象となる工事が多いため、対象外となる工事をご案内いたします。
➀日本の国外工事(日本国内以外の工事)
➁建設業許可が不要な軽微な工事(建設業法施工令で定める軽微な工事★1)
➂災害応急工事(★2)
➃下請工事(★3)
★1 工事一件の請負代金の額が500万円(建築一式工事の場合は1,500万円に満たない工事
建築一式工事のうち面積が150m²に満たない木造住宅を建設する工事
★2 防災協定に基づく契約又は発注者の指示により実施された工事
★3 発注者から直接請け負っていない建設工事は対象外
審査対象期間
審査の対象期間は、審査基準日以前の1年間となりますので、わかりやすく記載すると「会社の事業年度1年間」になります。
該当措置(対応事項)
審査対象工事にて以下の2つの措置を行う必要があります。
➀CCUS上での現場・契約情報の登録
建設キャリアアップシステムへ対象工事の現場・契約情報の登録を行い、現場IDの取得を行う。
➁建設工事に従事する者が直接入力によらない方法※でCCUS上に就業履歴を蓄積できる体制の整備
建設キャリアアップシステム上で現場に入場する協力会社の施工体制・施工体制技能者登録を行った後に、現場にカードリーダー等の就業履歴蓄積設備を設置しCCUS登録技能者のカードタッチ等で就業履歴の記録・蓄積を行う。
審査対象期間に審査対象となる案件で該当措置を実施したうえで、「誓約書(様式6号)(★4)」作成したうえで、
経営事項審査事項の申請書と一緒に提出を行う。
★4 誓約書には事業者IDの記載が行われるため、審査員が申請事業者の中から抜取りで、確認を行うこと
が予測されるので虚偽の申告が無い様に注意して下さい。
国土交通省|経営事項審査の主な改正事項(令和4年8月15日公布)より出典
経審加点の要求水準の解説(マル秘情報)
CCUSの活用を通じて経審の加点を受けたい元請会社さんのためにとっておきのマル秘テクニックを2つご共有します。
➀該当措置の要求水準
経審で定める該当措置の要件水準がポイントです。該当措置について改めて記載します。
〇CCUS上での現場・契約情報の登録
〇建設工事に従事する者が直接入力によらない方法※でCCUS上に就業履歴を蓄積できる体制の整備
能書きないし、結論だけ伝えると、【現場ID取得】、【現場にカードリーダー等記録設備を設置】、【直接入力によらない方法で就業履歴を蓄積する】この3つの事を各現場で実施すれば経審の加点を得ることが可能です。1番の課題となるが【就業履歴の蓄積】になります。みなさん気になるのが、どの程度の就業履歴の蓄積を行えば、要求水準を満足したとみなしてくれるのか?ここ重要ですよね。実は、就業履歴の蓄積は全工期中で元請・協力会社問わず1回以上行えば要求水準を満たしたと判断されます。要求水準を文言で確認すると凄く難しい様に感じますが、しっかり確認と調査を行うと凄くカンタンに経審の加点を得ることが可能です。なぜ?こちらの対応で加点を得ることが出来るのか?詳細を知りたい方は国土交通省や各と都道府県の経審の審査部署に確認をとって頂ければと思います。
➁受注案件の種別
CCUSの活用による経審の加点は2段階構成になっており、元請工事の公共のみで10点、元請工事の公共+民間で15点の加点となります。ここでポイントになるのが、元請として受注する件数により経審の加点がカンタンに得ることが可能です。例えば、1年間通じて元請公共工事を1件しか施工しない場合、この1件でCCUSを利用すれば、10点の加点がされます。他の例ですと、1年間通じて元請公共工事は0件、元請民間工事1件でCCUSを利用した場合、15点の加点がされます。そのため元請小規模事業者ほど、CCUS活用に関する経審の加点を得やすい状況になっております。ISO等で加点を得るよりはるかに容易なので是非、経審の加点UpにCCUSをお役立ていただければと思います。注意事項としては公共+民間ともに対象外工事のみで対象となる工事が0件でしたと言う場合はCCUSを活用したとはみなされないので最低1件は必要である事を理解して頂ければと思います。
以上、CCUS活用による経審の加点をカンタンに得られるマル秘情報のご紹介でした。
経審の加点を得るための耳より情報
ここまでコラムを読んでいただいた方の中には、思っていた以上にCCUSの利用を行い経審の加点を得るのはカンタンと感じた方も多いと思いますが、実際にご自身で手を動かしCCUSの現場運用を行ってみると、手間暇がかかることに気が付くと思います。そこで2つの耳より情報をご共有させて頂きます。
登録・運用代行サービス
1点目が「登録・運用代行サービス」になります。CCUSの利用を行い経審の加点を得るための方法が把握できても労力と時間が必要な事には変わりありません。建設業界ではじまった労働時間の上限規制等により「業務の質」の改善が求められている中、新たな業務が増えるのは受け入れがたい状況だと思います。社長はもちろん現場監督や職人さんの大切な時間がお金を生まない業務に奪われる事はあってはなりません。お金を生み出す業務に集中して頂くために弊社が提供する、「建設キャリアアップシステムの導入・運用サポート」の利用をご検討頂けると幸いです。
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まとめ
今回は、CCUSの活用で得られる経審の加点についての情報共有を行ってきましたが如何でしたか?建設キャリアップシステムカードに関する経審については理解頂けましたでしょうか?他の関連記事も閲覧頂き、建設キャリアアップシステムの円滑な登録と運用にお役立ていただければと思います。
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