2025.10.06
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登録・申請のコツ
建設キャリアアップシステムの登録申請で審査不備!その原因と対応策について解説!
建設キャリアアップシステムの登録でこんなこと経験されていませんか?
~ある日~
現場に行ったら、ゼネコンさん【建設キャリアアップシステム】に登録の要請があった。
しかも今月中に登録しなかったら現場入場できなくなるかもしれないって・・・。
でも日中は現場出てるからできないなぁ・・・。
~現場終わったあと~
仕事終わったし建設キャリアアップシステムの登録やってみるか!
なにこれ・・・。わかりずらっ
ここって、この記入方法で大丈夫だよな?
書類もつけなきゃいけないのか・・・この書類で大丈夫かな?
よし。入力と申請終わったー!
これで建設キャリアアップシステムの登録終わりだー!
~1ヶ月後~
建設キャリアアップシステムからメール届いている!
メールタイトル:【審査不備のお知らせ】
ガーン・・・不備出てる・・・何がダメなのかわからん。
現場は入れなくなったらやばい!
修正して再申請したけどまた不備になったらどうしよう…。
こんな状況になっている方はいませんか?
建設キャリアアップシステムの登録申請は、非常に審査不備になりやすいです。
入力する情報が正確でなければならいのはもちろん、証明書類やシステムの入力ルールが細かく決まっていて、一つでも見落としがあると審査不備となってしまいます。
実際、初めて申請する人の【2~3人に1人の方が申請不備】となるそうです。
また、ここ半年で【資格証の審査が厳格化】されたことにより不備率は上がってきています。
そこで今回は登録申請で審査不備にならないようにするために、建設キャリアアップシステムの「審査不備」に焦点を当て、事業者登録・技能者登録それぞれでよくある不備の事例と、その具体的な対策を分かりやすく解説していきます。
▽このコラムを読んでもらいたい方
・これから建設キャリアアップシステムの登録申請を自社で行おうと考えている方
・実際に申請したものの、審査で「不備」の通知が届き、どう対応すれば良いか途方に暮れている方
・登録申請を急いでいる方。
▽このコラムでわかること
・建設キャリアアップシステムの審査で「不備」が起こりやすい根本的な原因
・頻出する不備の事例と、その具体的な修正方法
・不備にならないためのポイント
▽【お急ぎの方へ】専門家による申請代行のご案内
現場に入るまでの時間が迫っている方。
急ぎ登録しなければならない方。
FIRSTは建設キャリアアップシステムの登録手続きの代行サービスを提供しています。
急ぎ登録が必要な方は、ご相談ください。
審査で不備が起こる原因
初めて建設キャリアアップシステムの登録をする方は、その手続きの複雑さに驚かれると思います。前述した通り申請した方の【2~3人に1人】が申請不備となってしまいます。多くの人がつまずいてしまう建設キャリアアップシステムの登録申請手続きですが、申請不備になってします原因が主に3つあります。1つずつご紹介していきます。
①要求される証明書類の多さ
建設キャリアアップシステムは、事業者・技能者証明資料、社会保険の加入状況、技能者の保有資格などを登録しますが、決まった資料を提出しなければ不備となります。
②情報の正確性
入力情報と提出する証明書類の内容が【完全に一致】していることが求められます。
少しでも違えば不備となります。
③システム独自の入力ルール
全角・半角の使い分け、法人格(株式会社、有限会社など)の入力方法といった、システム独自の細かいルールを見落としてしまうと、意図せず不備となってしまいます。
これらの原因を理解した上で、具体的な不備事例とその対策を見ていきましょう。
よくある不備事例と対策【事業者登録編】
まず【事業者登録】について見ていきましょう。
事業者登録は建設キャリアアップシステムの中で【最も複雑】で【最も審査が厳しい】申請手続きになります。その理由が、法人・個人事業主・一人親方などの【事業形態】と【建設業許可】の取得の有無で必要な情報と資料が異なるためです。また事業者登録では事業者が実在していることを確認しておりますので登録する事業者情報と証明書類の【正確性】が求められます。事業者情報の登録と証明書類に間違いがある場合、申請不備となります。
それでは、事業者登録の中で特に多い不備の事例とその対策について見ていきましょう。
事例1:入力に関する不備
不備の内容:会社名の不一致
対策:
・入力した会社名をよく確認すること。
・提出する事業者証明資料と同じ会社名の入力をすること。
・株式会社、有限会社、合同会社などの法人格の入力は、入力ルール通りすること。
事例2:添付資料との相違の不備。
不備の内容:登録資料との不一致
対策:
・マニュアルに載っている資料と完全に同一資料を利用すること。
・証明書類に記載されている文字と同じ文字を入力すること。
・入力する桁数に指定があるが、足りない場合はルール通りに修正すること
事例3:各種証明書類の画像データ不備
不備の内容:画像データが不鮮明
対策:
・撮影する場合は、明るい場所で、書類を平らな場所に置き、真上から影が入らないように鮮明に映るよう撮影してください。
・文字が潰れて読めないような書類は、再発行しましょう。
・アップロードする前に、必ずPCの画面で画像を開き、隅々まで文字が鮮明に読み取れるかを確認する習慣をつけましょう。
よくある不備事例と対策【技能者登録編】
次に、【技能者登録】について見て行きましょう。
技能者登録については、【立場】【国籍】【加入している保険種類】などによって【必要な資料】と建設キャリアアップシステムに【入力する情報】が異なります。自分がどの資料を提出しなければならないかをよく確認が必要です。事業者登録と同じで、登録する技能者の個人情報を【正確に】入力し、正しい資料の添付をしなければ申請不備となってしまいます。
それでは、技能者登録の中で特に多い不備の事例とその対策について見ていきましょう。
事例1:顔写真の不備
不備の内容:顔写真が基準を満たしていない
対策:
・背景に他の人や風景が写り込んでいないか確認しましょう。
・入力するときに顔のサイズが小さすぎる、または大きすぎないようにしましょう。
・写真がぼやけていたり、暗すぎないように気をつけましょう
事例2:誤入力による不備
不備の内容:申請書類と入力内容不一致
対策:
・姓名とフリガナの入力が逆になっていないか確認しましょう
・証明書類が正しい箇所に添付されているかよく確認しましょう。
・証明書類に記載されている文字と一字一句違わずに転記してください。
事例3:マスキング対応の不備
不備の内容:マスキングの過不足
対策:
・資料によってマスキングする箇所が違うので確認しましょう。
・必要箇所以外にマスキングをしないよう気をつけましょう。
・全くマスキングしていない場合も不備となります。
以上が建設キャリアアップシステムの審査不備でよくある事例とその対策方法です。
▽【再申請が不安な方へ】専門家による申請代行のご案内
ここまで読んだ方で、
一度審査不備を受けていて再申請をしたいが、また不備になってしまうかもしれないと不安な方は【FIRSTの代行サービス】がおすすめ!
再申請のサポートも行っていますので、急ぎ登録が必要な方は、是非ご相談ください。
審査不備通知が届いてしまった!!!
すでに建設キャリアアップシステムから【審査不備のお知らせ】メールが届いてしまった方もいらっしゃると思います。建設キャリアアップシステムの登録申請は入力内容と添付資料を十分に確認し完璧だと思い登録申請していても、ちょっとしたことで審査不備となってしまうことがあります。申請不備になってしまったときにどのような対応をしなければならないのか。審査不備の連絡が届いてから、再申請までどのように進めるのかをまとめましたので見て行きましょう。
1.建設キャリアアップシステムにログインする
トップページに表示される「お知らせ」や、事業者情報・技能者情報のステータスから不備の内容を確認できます。
2.不備箇所の情報を集める
書類の不備であれば、正しい書類を集める。
入力情報のミスであれば、正しい情報を確認します。
3.システム上で情報を修正する
建設キャリアアップシステム上の該当箇所を正しい内容に書き換えます。
書類の不備の場合は、新たに準備した正しいファイルをアップロードし直します。
4.再申請(修正完了)する
すべての不備を修正したら、申請内容を最初からもう一度見直し、他にミスがないかを確認し、申請ボタンを押しましょう。
審査不備にならないための予防策
ここまで、建設キャリアアップシステムは審査不備となりやすくその対策についてご説明させていただきましたが、建設キャリアアップシステムの審査は約1ヶ月の期間がかかることから、ご自身で申請手続きを行い、審査不備になり現場へ入場できなかったらどうしよう。と不安に思う方もいらっしゃると思います。そこで最後に審査不備にならないための予防策を伝授いたします。
・マニュアルを熟読する
建設キャリアアップシステムから提供されている【400ページ】のマニュアルを熟読し理解すれば間違いなく不備なく申請できます。
・入力内容の確認
入力した申請内容を最終確認する「ダブルチェック」の体制を整えるのが理想です。
改めて確認することで、入力ミスや思い込みによる間違いを発見しやすくなります。
・代行サービスを利用する
冒頭でも有りましたが申請した【2~3人に1人】は審査不備となります。
「餅は餅屋」ということわざの通り、専門的で煩雑な手続きはプロに任せたほうが素早く楽に登録ができます。
まとめ
今回、建設キャリアアップシステムの登録申請における審査不備の原因と、その対策について、解説してきました。建設キャリアアップシステムの登録申請手続きを初めて行う人にとって非常に難しく複雑なため、審査不備が続いてしまい途中で登録を諦めてしまう方もいらっしゃいます。
今回のコラムを役立てて頂き、登録申請手続きで審査の不備なく、登録を円滑に済ませるための助けになれば幸いです。


