2025.03.13
協力会社向け
登録・申請のコツ
建設キャリアアップシステム「キャリアアップカードは何に使うの?」

建設キャリアアップシステムへのよくある質問に建設キャリアップカードは何に使うの?建設キャリアアップカードの色の意味は?等々カードに関するご質問が多いです。そこで今回は、建設キャリアアップカードの用途や色の意味と色を変える方法についてご説明します。
◇このコラムを読んでもらいたい方
これから建設キャリアップカードの取得を考えている方
建設キャリアップシステムを登録した技能者の方
◇このコラムでわかる事
建設キャリアアップシステムの目的
キャリアップカードの用途
キャリアアップカード色の意味
キャリアアップカードの色を変える方法
現状
現状、建設キャリアアップシステムの目的や用途、将来像の説明もほとんどない状態でゼネコンや上位会社に現場入場に必要だから建設キャリアアップシステムへ登録を行い、カードを取得するよう言われたから登録した。またはこれから登録をしなくてはいけない。という事業者と技能者の方が多いでのはないでしょうか?大多数の方が、情報不足のまま、現場入場が行えず売上・利益が減るのを恐れ、ご自身で詳しく調べる事もなく時間に追われ登録した。または急いで登録しなくてはいけない状況になっていると思います。それでは、建設キャリアアップシステムの目的や用途、将来像を理解出来ないため、本末転倒となり、協力会社からすればただお金をとられ、手間のかかる面倒なシステムができ、より一層苦しめられていると感じているのが現実だと思います。
では、協力会社さんに知っておいて頂きたいことをご説明させて頂きます。
建設キャリアアップシステムの目的
目的は「職人さん」の賃金・待遇を改善する事です。建設キャリアアップシステムは建設業界から異業種への転職防止と建設業界への新規入職者の確保を行うために、賃金目安やキャリアパスの明示、技能と賃金の紐付け、経験・技能の蓄積と視える化を行うことで職人の方は持続的に安心して働ける労働環境整備と建設業界の構造改革を行っています。ポイントは現場監督ではなく、建設現場の主役である「建設職人さん」のためのシステムであるという事です。
建設キャリアアップシステムが出来た理由
現場の最前線で働いている職人さんが一番感じていると思いますが建設業界や現場の人手不足です。他の産業と比較しても建設業界の高齢化と若年層の業界離れが顕著で現場で働く職人さんが不足しているためです。このままの状態が進むと、インフラ整備はもちろん、住宅等の供給も追いつかず、近い将来、日本で安心して暮らしていくことは難しくなることは火を見るより明らかです。
建設キャリアアップシステムの仕組み
建設キャリアアップシステムは現場での従事した職種や立場、作業内容を記録・蓄積することや保有している資格証や取得した資格証を記録が行えます。記録した経験や技能に基づき技能レベル評価を行うことで、職人さんが受けるべき適正な評価軸を可視化・証明することが可能になります。ご自身の技能レベルに応じた案件を選択し受注することで賃金や待遇を改善することが実現します。
建設キャリアアップカードの用途
キャリアップカードの用途は、現場での就業履歴を記録するために利用を行います。元請会社が整備したカードリーダー等にカードをかざすことで就業履歴が蓄積されます。※現場で就業履歴を蓄積するには、事前にCCUS上で施工体制・施工体制技能者登録が必要になります。施工体制・施工体制技能者登録が行われていない場合、就業履歴の蓄積を行うことは出来ません。
建設キャリアアップカードの色
キャリアアップカードの色が人により異なるのはご存じでしたか?ご存じない方もいらっしゃるかもしれないのでご説明していきます。キャリアアップカードは職人さんの技能レベルに応じて色がわかれています。
レベル1 | 白
レベル2 | 青
レベル3 | 銀
レベル4 | 金
初回、技能者登録時はレベル1・白のカードが発行されます。
となります。色が違うのは理解できたけど、レベルって?と疑問が生じますよね。技能レベルについてご説明させて頂きます。
技能レベル
技能レベルの目安は下記通りになります。
レベル1 | 初級技能者(見習い)
レベル2 | 中堅技能者(一人前、一通り作業が行えるが指示が必要)
レベル3 | 職長や班長として現場に従事できる者(品質管理、工程・作業間調整が可能)
レベル4 | 高度なマネジメント能力を有する者(登録基幹技能者等、後進の育成のための仕組作り、教育が行える)
念の為建設キャリアアップシステムの能力評価レベル別の登録者数もご共有しておきます。
建設キャリアップシステム登録者のレベル別登録者数(2025年1月31日現在)

上記の通りとなります。思った以上にレベル上位の人が少ないですよね…。この原因はやはり、建設キャリアップシステム自身はもちろんですが、ゼネコン等の情報発信と説明不足、そして職人さん自身の情報のキャップアップ力の低さも原因であると思います。しかし逆を返せば、レベルを今のうちのあげておけば、かなりレアな存在になれるのは確かです。レベル上位者が少ない今、みなさんのレベルアップを目指して頂きたいと思います。
能力評価分野
レベルの基準は理解できたけど、レベルってどうやってあげるの?と疑問が生じますよね。技能レベルの基準についてご説明させて頂きます。
建設業界には70以上の職種があると言われていますが2024年2月の段階では、国土交通省が認定した42分野のみレベルをあげるための能力評価を受けることが可能で、認定を受けていない工種に関しては残念ながら現段階ではレベルをあげるための能力評価を受けることはできません。2024年2月の段階で能力評価を受けることが出来る能力評価分野をご紹介します。
能力評価分野一覧(2024年2月現在)

建設キャリアップカードの色はどうすれば変わるの?
カードの色は変えるためには、能力評価分野ごとに能力評価団体が定められている能力評価基準を満たしていなくてはいけません。能力基準を見たいているとレベルが上がりカードの色を変えることができます。(★1)
★1ードの色を変えるためレベルアップ後、技能者がレベルにあったカードの再発行を希望する場合、カード再発行の手数料1,000円(税込)を支払うことで発行が可能です。再発行は強制ではありません。データ上レベルが上がっているので、見た目が気にならない方は、カードの再発行は不要です。
参考に電気工事の能力評価基準を掲載いたします。
電気工事の能力評価基準

能力分野ごとに上記のような能力評価基準が能力評価団体により定められています。
では、どうやってカードの色を変えるための手続きをみていきましょう。
色を変えるための申請手続き方法
レベルアップを行いカードの色を変えるには、能力評価団体への申請手続きが必要になります。申請方法は能力評価団体ごとに、電子申請(フォーム入力またはメール)、郵送申請が異なるため、ご自身が能力評価を受けたい分野の能力評価実施団体へご確認が必要です。
各能力評価分野及び申し込み先一覧は こちら
今後、建設キャリアアップシステムの登録時に自動で能力評価申請まで行われ、技能レベルにあったカードが最初から発行されるようにするためのシステム改修がスタートしているので期待して待ちましょう。
まとめ
今回、建設キャリアアップカードの用途や色の意味と色を変える方法についてご説明を行いました。如何でしたか?建設キャリアアップカードの用途や色の意味と色を変える方法については理解頂けましたでしょうか?他の関連記事も閲覧頂き、建設キャリアアップシステムの円滑な登録と運用にお役立ていただければと思います。
登録・運用の関連コラムはこちら
建設キャリアアップシステム(CCUS)代行サービス
株式会社FIRSTでは建設キャリアアップシステムの導入・運用サポートを唯一専門で行わせて頂いております。日々多忙を極めている中、元請会社や上位会社から現場入場に必要だからと登録を求められている事と思います。建設キャリアアップシステムへの1度だけの情報登録のために、マニュアルを読んだり、動画を見たりとご自身の大切な時間を使おうと考えていませんか?社長や技術者、技能者の大切な時間を、お金生み出す業務に集中して頂くために株式会社FIRSTが提供する、「建設キャリアアップシステムの導入・運用サポート」をご検討頂けると幸いです。
株式会社FIRSTの代行サービスについて知りたい方はこちら
https://first-corporation.co.jp/ccus-01/