2025.03.12
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登録・申請のコツ
はじめての建設キャリアアップシステム登録!その➂・簡略型と詳細型の違い

今回のコラムでは、これから建設キャリアアップシステムに登録しようとしている事業者と技能者の方を対象に、建設キャリアアップシステムの登録の種別についてご説明いたします。
◇このコラムを読んでもらいたい方
建設キャリアアップシステムの登録をしたいけど、何をすればよいかわからない。
◇このコラムでわかる事
建設キャリアアップシステムの登録の種別
登録の種類や申請方法のご説明は長くなるので、数回に分けてご説明いたしますので、気になる記事から閲覧して頂ければと思います。
【 はじめての建設キャリアアップシステム登録 】の関連コラムはこちら
では、今回は【 ❸詳細型と簡略型の違い 】についてみていきましょう。
登録種別の選択
登録種別には簡略型と詳細型の2種類があります。しかし登録種別の選択が可能なのは技能者のみになります。わかりやすく記載すると下記のとおりになります。
事業者登録 |「簡略型」と「詳細型」の区分なし
技能者登録 |「簡略型」と「詳細型」が選択可能
事業者登録には簡略型と詳細型の区分はありません。ご注意下さい。それでは、技能者登録の簡略型と詳細型で何が違うのか?みていきましょう。
建設キャリアアップカードの発行
簡略型、詳細型ともにCCUSカードが発行され、就業履歴の蓄積が可能です。また建設キャリアアップシステムは更新性になりますが、簡略型と詳細型で更新期間の違いはありません。
更新期間については 次のコラムをご確認下さい。
❺料金について は こちら
能力評価
詳細型では能力評価レベルの審査を受けることが可能ですが、簡略型では、能力評価レベルの審査を受けることが出来ません。建設業界で持続的に従事する場合は能力評価が受けられる詳細型で登録をすることをおススメ致します。
登録内容
簡略型と詳細型では能力評価の他に登録内容が大きく異なります。簡略型の登録可能情報は、顔写真、本人情報(氏名、住所、緊急連絡先等)、社会保険情報(健康、年金、雇用)、退職金制度(建退共、中退共)、職種・経験等になります。
詳細型は簡略型の登録可能情報に加えて、健康診断日、労災保険特別加入情報、保有資格、表彰等になります。わかりやすく記載すると下記のとおりになります。
◆登録種別ごとの登録可能情報

申請方法
申請方法は簡略型と詳細型ともにインターネット申請で対応が可能です。しかし対面窓口申請では、詳細型のみの登録しか行えません。わかりやすく記載すると下記のとおりになります。
インターネット申請|「簡略型」と「詳細型」両方の申請手続きが可能
対面窓口申請 |「詳細型」のみ申請手続きが可能
※とりあえずゼネコンに登録をするように言われたので、登録だけ済ませたいので、「簡略型」で。とおっしゃる方もいらっしゃりますが、当コラムを最後まで一読した後に判断して頂ければと思います。
料金
料金の詳細については、次のコラムをご確認下さい。
❺料金について は こちら
ここでは、技能者登録の簡略型と詳細型の料金の違いについてのみご説明します。技能者には審査やカード発行するための費用として登録料がかかります。登録料は下記通りです。
簡略型|2,400円(税込)
詳細型|4,900円(税込)
簡略型の誰のための登録形態?
簡略型は短期間で帰国する外国人の方や高齢で引退が近い技能者の方のための登録形態とお考頂ければと思います。
簡略型から詳細型への切替えも可能
詳しく内容を把握せずに、簡略型で登録しちゃったよ!っという方もいらっしゃると思いますが、ご安心下さい。簡略型の登録後でも詳細型へ切替えを行うことが可能です。簡略型から詳細型へ切替えは、追加で登録する情報、資料を収取した後に技能者IDを用いてログインを行い変更申請の手続きを行います。登録形態の変更申請手続きを行うと登録料の差額分2,400円(税込)のお支払いが必要になります。ご注意ください。
登録の対象者
まとめ
今回は、はじめての建設キャリアアップシステム登録を行う事業者と技能者向けに簡略型と詳細型の違いについてご説明を行いました。如何でしたか?簡略型と詳細型の違いについては理解頂けましたでしょうか?他の関連記事も閲覧頂き、円滑な登録手続きを行って頂ければと思います。
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