2023.08.31

元請会社向け

建レコ対応の新たなカードリーダー、現場での利用がさらに便利に!

建設キャリアアップシステム(CCUS)の現場導入と利用の効率化を目指し、“廉価版”カードリーダーと“ロギング機能付”カードリーダー登場。これにより、建設事業者さまや現場の状況に合ったCCUSの利用が期待されます。本日はこの2つのカードリーダーの特徴について見てきたいと思います。

廉価版カードリーダー「Sony PaSoRi(パソリ)」  

まずは本日紹介する1台目のカードリーダー『PaSoRi(パソリ)』の特徴についてみていいきます。

①現場での就業履歴蓄積のための新しい取り組み

建設事業者さまからCCUSの運用を行うのにコスト負担が大きいとの声が多数寄せられたことから現場利用に必要な機器のコストを抑える取組が実施されています。

②新たな廉価版カードリーダーの提供開始

これまでのカードリーダー機種(1台あたり1万円~3万円)に加えて、新たに約3,500円の廉価版カードリーダー「PaSoRi(パソリ)」が2023年8月31日より提供開始されました。※このカードリーダーはWindows版に対応。

③ご利用の際の留意事項

新たに提供される廉価版カードリーダーは、CCUSカードの暗号化されていない領域を利用して就業履歴を蓄積します。そのため、従来のカードリーダーと比べて偽造防止のセキュレィティレベルは低くなっています。また、このカードリーダーは“ロギング機能”には対応していないため、現場での利用には「建レコ」をインストールしたパソコンの準備が必要となります。

 

従来のカードリーダーと比較しセキュリティ面は低いですが、この新しい廉価版カードリーダーの導入により、建設事業者さまが従来負担していたイニシャルコスト大幅に抑えることが可能となりました。

ロギング機能付カードリーダー「Dragon_BLE(ドラゴン-BLE)」  

続いて2台目のカードリーダー『Dragon_BLE(ドラゴン-BLE)』の特徴についてみていいきます。

 

①ロギング機能とは?

まずは“ロギング機能”の説明から“ロギング機能”とは、カードリーダーの本体に就業履歴を一時的に蓄積する機能を指します。この機能の導入により、現場では名刺サイズのカードリーダーのみ準備が必要となり、パソコン等の設置が不要となりました。

②現場での利便性向上

ロギング機能の活用により、現場での置き場所を気にする必要がなくなりました。特に、戸建住宅やリフォーム等の小希望工事をはじめ、現場詰め所が置けない道路・舗装工事電波が入らない山間部の工事等々でも技能者(職人)がカードをタッチすることが可能となり、様々な場面での活用が期待できそうです。

③使用方法の変化

従来は、各現場ごとにパソコンとカードリーダーの設置が必要でしたが、ロギング機能を活用することで、現場ではカードリーダーのみの整備でOK。事務所でのデータ転送時にのみパソコンが必要となり、パソコンの破損や盗難の心配もありません。また、カードリーダーの蓄積上限である2,000件を超えない限り、パソコンへの接続は不要となりますので毎日蓄積した就業履歴を建設キャリアアップシステム(CCUS)に送信する必要もありません。

この新しいロギング機能付カードリーダーの導入により、あらゆる現場でのCCUSの就業履歴蓄積環境の整備が可能となりました。

結び

新たなカードリーダー2種類の登場により各建設事業者さま状況あった建設キャリアアップシステムの利用が進むことと思います。

本日は『建レコ対応の新たなカードリーダー、現場での利用がさらに便利に』についてお話させて頂きました。最後までご一読頂きありがとうございました。

 

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